温めの薬膳。なつめ茶

急に寒くなって、油断すると風邪をひきそう。一日の疲れを癒す秋の夜、心も体も温まる”なつめ”のお茶はいかがでしょう。
韓国ダムト食品のなつめ茶
気軽に楽しむ薬膳茶。韓国の”ダムト”というメーカーのなつめ茶は、パウダータイプでお湯を注ぐだけの便利なアイテム。なつめの抽出エキスに、松の実、アーモンドなどを加えたお茶は、ちょっと甘めでほっとする美味しさです。

このメーカー、いろいろな種類の韓国伝統茶を販売しているんですが、パッケージの女性に見覚えがある方も??
そうなんです!!「愛の不時着」のヒョンビン母。数多くの韓国ドラマに出演されているチョン・エリさん、1960年生まれだそうですよ=同世代、美しい方です。韓国伝統茶の効果とか?
楊貴妃ご用達。美肌とアンチエイジングに
楊貴妃も好んで食していたと伝えられるなつめ。中国では「一日に3つ食べると老いない」という古語があるそう。お茶にしたり、お粥やスープに入れたり。参鶏湯にも入っていますね。
薬膳の働きは、補中益気(ほちゅうえっき)、養血安神(ようけつあんしん)。別名は、大棗(たいそう)、紅棗(こうそう)。体を温める温性、甘い味を持つ甘味。気や血を補い、心を落ち着かせてくれる食薬(食用と薬用の両方に使える食材や中薬)です。
補中益気(ほちゅうえっき) | 脾胃の気を補う。 |
養血安神(ようけつあんしん) | 血を補い、精神を安定させる。 |
古くから女性に勧められるなつめ。血を補う働きは、美肌にも効果的。つやのある生き生きとした肌へと導いてくれます。
ストレスを和らげるパントテン酸
なつめに含まれるパントテン酸(昔の名前はビタミンB5)は、ストレスを撃退するビタミン。ストレスから自らを守ろうとするホルモンの合成を助け、打たれ強い心とカラダづくりに活躍します。

気候が不順で、日の入りも早くなった今の季節。なんとなく気持ちが落ち込むという時にぴったりのなつめ茶。乾燥なつめがあれば、お湯を注いで蒸らして自家製なつめ茶を。生姜やシナモン、蜂蜜を入れて温めパワーをアップしてもいいですね。シンプルな鶏スープにもよく合います。寒い夜にどうぞ。