もやしが美肌食材である理由

もやしとレモン

「ダイエットには効きそうだけれど、栄養はなさそう」という弱々しい印象のもやし。実は、ビタミン、ミネラル、アスパラギン酸など栄養価抜群で、食物繊維も豊富な美肌食材。レモンと組み合わせれば、さらにパワーアップします。

もやしの美肌・健康パワー

もやしは、発芽して成長する段階で、種子には含まれていない新たな栄養素を生成する特性があるそう。

そのひとつが、疲労を回復し、スタミナの源になるアスパラギン酸。アミノ酸の一種で、皮膚の新陳代謝を活性化する働きもあります。

この名前は、アスパラガスに由来するんですが、本家のアスパラガスよりも、もやしの方が豊富というのが驚き。

さらに、カルシウム、カリウム、葉酸、ビタミンB1、ビタミンCの他、食物繊維も豊富。低カロリーで低糖質。体内の水分バランスを整え、肌の乾燥を防ぐなど、予想以上に優秀です。

レモンと組み合わせてパワーアップ

もやしのパワーをさらに高めてくれるのが、ビタミンCとクエン酸が豊富なレモン。アスパラギン酸×クエン酸の相乗効果で疲労回復度を、ビタミンCの抗酸化作用で美肌効果を。なんと、骨密度までアップしちゃうそう。

その他にも、生活習慣病など様々な効果が期待できる組み合わせとして、女子栄養大学の先生が提唱しています(本も出版されています。最後に記載します)。

もやしレモン

ということで、最近、作り始めた”もやしレモン”。レモンを加えたお湯でさっと茹でて、レモン汁、オリゴ糖(本のレシピはきび砂糖または白砂糖)、塩を混ぜ合わせれば完成です。

保存期間は冷蔵庫で3日程度。そのまま付け合わせやサラダにしても、スープに入れても、納豆、めかぶ、キムチなどと混ぜ合わせてもOK。ほんの少し酸味を感じる程度なので、レシピは無限大です。

緑豆か大豆か。根は切るのかそのままか

私は、ごま油、白ごま、韓国の万能粉末調味料・ダシダ(牛肉味)で合えた”もやしレモンナムル”がお気に入り。ちょっとハマってます。蒸し鶏や鶏ハムと合わせれば軽い食事にも=痩せそう。

ところで、緑豆を発芽させた一般的なもやしと大豆を発芽させた大豆もやし。どちらが栄養パワーが高いのか、というと、やはり大豆もやしが最強。主な栄養素は2倍以上。大豆イソフラボンも含むので、どちらかを選ぶなら大豆もやしが良さそうです。

そして、いつも悩むのが、根は切るのかそのままかいうこと。調べてみると、食物繊維は根の部分が最も多く、ビタミンCの流出も防げるので、栄養的にはそのままを推奨。見た目と味は根を切った方が良いようです。

そのまま派か切る派か・・・今のところは、切る派=何も考えずに根を切っている時間、なんだか和むんですよね。そのうち飽きるとは思いますが。


参考:三浦理代 (監修), 柴田真希 (レシピ制作、監修) 「 女子栄養大学の疲れをとるもやしレモン 」エクスナレッジ (2019)

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