万能の精油・ラベンダー

花瓶のラベンダー

睡眠、美肌、老化。ラベンダーのパワー

美しい紫色のラベンダー。花と葉から得られる精油の働きは、心身のリラックス、痛みや炎症の緩和、皮膚の再生など複合的。古代からの伝承に加えて、最新の研究も進められています。

たとえば、幸せホルモン、愛情ホルモンと呼ばれる”オキシトシン”の分泌促進。オキシトシンには、不安やストレス、痛みを和らげる、血圧を下げる、肌の幹細胞の能力を高めるなどの働きがあり、ラベンダーの香りを嗅ぐとその分泌が促されるそう。

また、睡眠に重要な”セロトニン”にもラベンダー精油の主成分である酢酸リナリルがアプローチ。交感神経のスイッチをOFFにして、副交感神経の活動を高めてくれます。

さらに、日本認知症予防学会の研究では、アルツハイマー型認知症への有用性も判明。夜に、ラベンダーとオレンジ・スイート、朝に、ローズマリー・カンファ―とレモンを2:1でブレンドした香りを吸入することで、認知症の予防と治療に寄与すると報告されています。

真正ラベンダーとその他の品種

真正ラベンダー

多くの種類があるラベンダー。精油として利用される代表的な品種は、真正ラベンダー。その他に、ラバンジン、スパイクラベンダー、フレンチラベンダーなどがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。

また、同じ品種でも、産地や収穫時期などによって、香りや成分に違いがあります。フローラルを強く感じたり、凛としたフレッシュな印象だったり。

実際に店頭で確かめて購入するのがベストですが、ホームページで製品情報をしっかりと確認できるメーカーの精油であれば、品質も確か。香りの違いも楽しみのひとつになると思います。

優しく力強い香りのパートナー

ラベンダーの精油

優しさと爽やかさ、甘すぎない清々しさがあるハーバル・アロマティックノート、ラベンダーの香りは、思わず深呼吸したくなる心地良さ。コットンに滴下して枕元に置くと、いつのまにか眠ってしまいます。

とはいえ、あまりにも有名な精油。なんだか普通過ぎるので、もっとプロっぽいというか、通っぽいというか、変わった精油を選びたい、という時期もあったんですが、最近、ラベンダー、よく使っています。

家にいる機会が多くなった今、香りは、さらに大切なパートナーに。気分が明るくなったり、穏やかになったり。アロマテラピーの力を実感しています。


通販で精油を選ぼうとすると、同じラベンダーという名前でも種類が多く、価格にも差があって迷います。公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)のホームページでは、精油の正しい選び方、購入する際のポイントが詳しく紹介されています。ぜひ参考に。

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