その肌荒れは寒暖差が原因かも。今日の肌荒れ指数は?

秋の街を歩く女性

季節の変わり目は、肌の調子が乱れがち。不調の原因は、不安定な気温や室内外の行き来で起こる”寒暖差”にもあるよう。資生堂と日本気象協会が協力して発表している”寒暖差肌荒れ指数”について簡単にまとめました。

肌荒れの原因は寒暖差に

気候の変化による乾燥や体調の変化、さらに今年はマスクをしていることもあって、肌環境はさらに過酷。肌荒れに悩んでいる方、多いですよね。

その原因のひとつとして資生堂が新たに発見したのが、寒暖差(温度低下刺激)による”カスパーゼ14″の減少によるもの。

“カスパーゼ14″は、主に表皮の角化細胞に存在する酵素のひとつで、肌のバリア機能と保湿機能を促進する働きを持っています。

ところが、急激な寒暖差があると”カスパーゼ14″が減少。その結果、正常な角層形成、天然保湿因子NMFの産出が妨げられ、敏感肌に傾いたり、肌荒れを引き起こすそう。特に、夏から秋冬の変化は、影響が大きいようです。

今日の肌荒れ指数をチェック

紅葉

こうした研究成果と日本気象協会のノウハウを元に、寒暖差による肌荒れの危険度を指数化したのが”寒暖差肌荒れ指数”。

気温と湿度の状況から、肌の乾燥、肌荒れのリスクレベルを5ランクに分けて指数化されています。たとえば、今日の東京の指数はリスク3。沖縄はリスク2、大阪はリスク4など、地域によって差があります。

なんだか肌の調子が悪い時に、「寒暖差のせいかも」と参考になる指数。リスクレベルが高い日は、いつもよりも保湿を強化したり、スペシャルケアを追加するなどの予防もできそうです。

マスクの中で起こっている四季の変化

さらに、マスクによる温度差、湿度差も、気候の変化と同様の肌荒れ要因に。マスクの中では春夏秋冬に相当する湿度変化が繰り返されているそう(こちらも資生堂の研究発表)。

“マスクの中に四季がある”。言葉は美しいイメージですけれど、肌が受けるダメージは相当なもの。

こんな時は過剰なお手入れは避けて、肌をいたわる優しいケアを。

いつも思うんですが、化粧水も美容液もクリームも、適当にチャチャッと塗りのばした時と丁寧にハンドプレスした時とでは、肌の状態、明らかに違いますよね。

お手入れはゆっくり丁寧に。最近、意識しています。


寒暖差肌荒れ指数はこちらでチェック


参考
株式会社資生堂ニュースリリース
資生堂、寒暖差が直接的に肌荒れを引き起こすメカニズムを解明 2019.04.15
マスク内は常に季節の変わり目状態であることを発見 マスクと仲良く肌づきあいする3つのポイント ~「毎日、マスクといい関係」vol.1 ~ 2020.10.30
日本気象協会ニュースリリース
日本気象協会と資生堂が 『寒暖差肌荒れ指数』を開発 ~天気予報専門メディア「tenki.jp」にて新しい指数として提供~  2019.09.26

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