アロマクラフト・香りのハンドソープ

アロマクラフトのハンドソープ

マルセイユ石鹸と精油で作るリキッドソープ。石鹸の成分(オリーブオイル)で精油が溶けるので、少ない材料で手作りできます。

ラベンダーとティートリーのハンドソープ

先週届いた日本アロマ環境協会(AEAJ)の機関誌に掲載されていたハンドソープのレシピ。簡単そうだったので、少しアレンジして作ってみました。

用意するもの
・マルセイユ石鹸 5g(細かく削ったもの)
・ぬるま湯 20ml~30ml(仕上がりで調整)
・精油/ラベンダー2滴・ティートリー2滴
・ビーカーとガラス棒(器と混ぜるもの)・完成品を入れる容器

作り方
1.削ったマルセイユ石鹸をビーカーに入れます
2.ぬるま湯を加えてよく溶かします
3.精油を滴下してよく混ぜ合わせれば完成です

アロマクラフトのハンドソープ

仕上がりはクリーム状。ぬるま湯20mlが予想よりも硬めだったのでさらに10mlほど水分をプラスしました。

完成品は、スポイト容器に。ボトルタイプの容器に入れてみましたが上手く出なかったので、入れ替えました。機関誌ではポンプタイプも推奨。ただ、サイズが大きいのと濃度によって上がってこないこともあるので、無難な容器に落ち着きました。

使用期限
1~2週間で使い切ります。※高温多湿を避けて保管

他の石鹸を使用する場合は、オリーブオイルなど不飽和脂肪酸(オレイン酸、リノール酸など)が主体のものを。石鹸の種類によっては、凝固してしまう場合があるようです。(その場合はアロマ石鹸としてご使用を)

フランスの伝統。マルセイユ石鹸とは

サボン・ド・マルセイユ

マルセイユ石鹸(Savon de Marseille/サボン・ド・マルセイユ)は、伝統的な製法で作られるオリーブオイル石鹸。「王家の石鹸」と称されるのは、1688年にルイ14世が厳しい品質基準と共に、フランスのマルセイユ地方にヨーロッパでの石鹸の独占権を与えた歴史から。

72%の刻印は、定められたオリーブオイルの配合率で、時を超えても変わらずに継承されているルール。正統なマルセイユ石鹸は、顔、髪、身体はもちろん、洗濯、食器洗いにも使えるオールマイティな石鹸です。

ティートリーの抗菌作用

ティートリー

ティートリーは、葉から得られる爽やかでシャープな香りの精油。強い殺菌力、抗菌作用と皮膚再生作用があり、原産地であるオーストラリアの原住民は、古くから傷薬として使用していたそう。また、免疫力を高める作用があり、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に優れています。

ハンドソープのレシピはラベンダーとの組み合わせ。使用量によるティートリーの皮膚刺激を緩和し、肌の乾燥を予防してくれます。殺菌+保湿。これからの季節におすすめです。


参考:公益社団法人 日本アロマ環境協会 AEAJ機関紙No.97 Autumn2020

つくるコスメへリンク
by
関連記事