身近な薬膳。きゅうりで秋支度

身近な食材、きゅうりで養生薬膳。夏のほてり、余分な熱を冷まして、秋モードに切り替えを。低カロリーのきゅうりは、美容食材としても優秀です。
秋のレシピ。きゅうりと梨のサラダ
薬膳の講座で習った秋のレシピは、きゅうりと梨のサラダ。潤いの水分がたっぷり(きゅうりも梨も水分量90%以上)、サクサク食感の瑞々しい美味しさ。軽すぎない個性的な白ワインに合います。

作り方は切って混ぜるだけ。きゅうり、梨を適当なさいの目切りにして、みじん切りにしたゆで卵(習ったレシピは黄身だけ)、マヨネーズ、塩、レモン汁、各適量を混ぜ合わせれば完成です。
きゅうりで夏のカラダをリセット
きゅうりは、体の内部にある余分な熱を取り除く清熱(せいねつ)類の食材。薬膳の働きは、清熱解毒、利水消腫、潤豊美容。水分を排出し、夏の間にこもった熱を冷ます他、肌を潤し、美しく保つ働きもあります。
清熱解毒(せいねつげどく) | 熱を取り除き、毒を排出する。 |
利水消腫(りすいしょうしゅ) | 体の熱感を癒す。利尿作用によって、腫れやむくみを解消する。 |
潤豊美容(じゅんふびよう) | 皮膚の赤みや乾燥に。肌を潤し、美しく保つ。 |
梨はのどの乾燥にも効果的
梨は、喉が乾燥する、なんだかイガイガするという時にもおすすめ。薬膳の働きは、清熱化痰、生津潤燥。肺を潤し、咳や痰を鎮めてくれます。
清熱化痰(せいねつかたん) | 熱を取り除き、痰を解消する。 |
生津潤燥(しょうしんじゅんそう) | 津液(体内の水分)を生じさせ、乾燥を潤す。 |

ただし、きゅうりも梨も体を冷やす涼性の食材。食べ過ぎ&冷やし過ぎは要注意。程良く取り入れて、秋へのバランスを整えたいですね。
2020-09-22 by
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