脂肪燃焼と美肌効果。アサリのサバイバル成分

アサリ・ボンゴレ

高タンパクで低脂質、ビタミンB群、ミネラル、アミノ酸が豊富なアサリに、さらなる効果が期待できる成分が。前回に続いて、NHK-BSプレミアム「美と若さの新常識」からの情報です。

コハク酸とグリシンに注目

アサリは、貧血予防、疲労回復、便秘解消、肝機能の改善など、もともと健康パワーたっぷりの食材ですが、最近、注目されているのは、コハク酸とグリシン。どちらもアサリを取り巻く環境が厳しくなると作り出される、言わばサバイバル成分です。

まず、コハク酸。これは、アサリが酸素不足(潮が引いて呼吸ができない時など)になると、生き延びるためのエネルギー源として作り出される成分。この数年の研究でわかったのは、血糖値を下げる作用と褐色脂肪酸(脂肪を燃焼させる働きのある細胞)を活性化する作用。今後、さらに、解明が進められるそう。

あさり

もうひとつは、グリシン。アサリは、海水の塩分濃度が高くなるとグリシンを増やし、細胞内の水分を維持するそう。グリシンは、コラーゲンの主成分であるアミノ酸で、美肌を支えるコラーゲン合成の他、睡眠の質を改善する働きがあり、睡眠サプリなどにも応用されています。

まだまだあるサバイバル成分

そういえば、免疫賦活効果が研究されている昆布やモズクのフコイダン、抗酸化作用があるフィトケミカル、ポリフェノールや赤いアスタキサンチンもサバイバル成分、紫外線や害虫、外的環境から身を守り、生き抜くために作り出される物質ですよね。すごいなぁ、と、あらためて感じる番組でした。

絶食でアンチエイジング

人も飢餓状態になると、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が活性化されて老化を抑制するという記事も読んだばかり。いろいろ繋がってます。

野菜のスムージー

ついつい食べ過ぎの週末。絶食は難しくても、軽くスムージーとかスープだけとか少し厳しい環境に身を置いて、生き延びるための仕組みを目覚めさせてみようか、、、と、プチ断食にまで考えが広がるアサリの話題でした。


アサリのダイエット、美肌効果について詳しくはこちらから。コハク酸とグリシンを増やすスーパーアサリの作り方も紹介されています。

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