原液のままは要注意。精油の使用法が見直されました

アロマテラピーの精油

「精油の原液を直接皮膚に塗らない」「精油は水に溶けにくい」など、アロマテラピーの勉強で一番はじめに習うのが、安全に使うための注意事項。

最近、マスクに原液のまま精油をつけたり、水で希釈してスプレーしたりと、少し心配になる使い方を聞くことが多くなりました。

情報はあふれるほどありますが、2020年4月に、AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)のガイドラインが一部見直されたので、変更点を記載しておきます。

AEAJによる精油の使用法の変更点(概要)

公益社団法人 日本アロマ環境協会【機関紙】AEAJ No.95 /2020.spring
「精油の使用法の一部見直しについて」より引用

沐浴法

変更前精油原液を浴槽または洗面器などの湯に直接入れる
変更後5ml程度の無水エタノールに混ぜた精油を、浴槽または洗面器などの湯に入れる
理由精油は水に溶けにくいため、今回、無水エタノールで混ぜてからであれば、水に入れても分離しないことを検証済み※
※テルペン類の含有量が多い精油など、一部、例外あり

入浴剤

変更前精油原液を天然塩や重曹に混ぜ、浴槽に入れる
変更後5ml程度の無水エタノールに混ぜた精油を、天然塩や重曹などにスプレーなどで吹きかけ、すぐに浴槽に入れる
理由沐浴法同様
時間が経つと無水エタノールが揮発して精油原液のみが残る場合があるため、作成後すぐに使用する
アロマテラピーのバスソルト

手作りコスメ

変更前水性基材に精油を加える際、エタノールまたはグリセリンに精油を溶かして混ぜ合わせる
変更後水性素材に精油を加える際は、無水エタノールに混ぜた精油を加える
理由グリセリンに溶けない精油があることが確認されたため

パッチテスト

変更前肌に精油を使用する際は、事前にパッチテストを行う
変更後肌に精油を使用する際は、低い濃度で試してから使う
理由医療機関で行うパッチテストを個人で再現するのは現実的でないため。また、長時間精油が肌に接触することで、アレルギーなどを引き起こす可能性もあるため

手作りにこだわらず柔軟に

アロマテラピーのスプレー

アロマテラピーや手作りコスメは、自分好みにカスタマイズできるなどの楽しさがある反面、取り扱いや保存方法などの注意も必要。

たとえばマスクスプレーなどは、あらかじめ希釈されている安全性の高い完成品を選んでもいいかな、と思っています。

精油の希釈濃度についてはこちらの記事でご紹介しています。
>>精油の使用量と希釈濃度。アロマテラピーのガイドライン

安全に楽しむための注意事項について詳しくは、 AEAJのホームページで。アロマテラピーについてのコンテンツも充実しています。
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